FIREを考えたきっかけ
経営拡大の見通しが付かない
2015年から個人事業主として事業を始めてやっと安定的に経営できるようになりましたが社員雇用できるほど収入が伸びませんでした。事業拡大するための人材育成ができない為、事業拡大についてはこのままでは難しく一人での事業継続には将来に不安がありました。
副収入を得ようと考える
そこで事業多角化で収入を増やすため、不動産収益を得ようとローンを打診したところ、年齢と独身という部分でひっかかり銀行からの融資が得られませんでした。個人事業主という属性もあるのでしょうが、保証人が用意できない独身者には日本社会は本当に厳しいですね。
本業は比較的、短時間・高単価で、副業にあてる時間は十分にあるのでアフィリエイトやせどり、Amazon輸出、ebay、ハンドメイドなどの本を読み漁りましたが、自分に向いているものが見つかりませんでした。
FIRE本にたどりつく
そんな時に何かで紹介されていたFIREについての本に出合いました。FIREという言葉は以前から知ってはいたもののあまり気にしていませんでした。
ローンが組めて不動産収益が得られていれば気にも留めなかったと思いますが、上手くいってないときこそ新しいものに目が向くものです。
FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド
この本はわかりやすく、再現性の高いETFでFIREを目指す方法が書かれていました。
独立する前は株やFXもやっていましたが、独立開業の資金を確保するために全てやめていました。当時はETFなど聞いたこともありませんでしたが、日経平均に連動する商品を買っていたこともあるので理解しやすく、倹約家の私にとって収入の大半をETFにつぎ込むというのは向いているものと感じました。
FIRE本や株式投資の本を読み漁る
ETF投資が本当に良いのか検証するためにも何冊かETFやFIREについて書かれた書籍を読み、一般人でも再現性の高い方法であることはわかりました。
でも、もっと短時間に大金を稼げる方法はないのか知りたくて割安株投資などの個別株投資の本も読みました。本の中ではサラリーマンが短時間でできるような事が書いてありましたが、値上がりしそうな割安株を探すことは至難の業です。
著者は何年もかけて自分の法則を作り、淡々とこなせるようになっているのでしょうが何事もできるようになるまでは時間がかかります。仕事などの情熱をかけるもの以外は単純明快が理想です。
投資を始めるまで
証券会社は昔使っていたSBI証券を使う予定です。
まずは分散投資は考えず米国ETFのS&P500かオールカントリーのどちらか、または半分ずつ投資しようと思います。
国内ETFや投資信託にもS&P500に連動した商品があります。手数料は少し高めですが、米国ETFを購入する場合には為替手数料が発生します。SBI証券の場合、国内ETFなら貸株制度で手数料分は稼げますし、投資信託ならポイントが付きます。
何より、国内株や投資信託だと担保にお金を借りられるローンがあります。個人事業主の私にとって、不意に資金が必要になったときに売却しないで済むのは助かります。
FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッドにも書かれていますが、FIREに失敗するのは購入時より価格が下落した時に売却してしまう事です。
国内ETFや投資信託であれば売却せずにローンが組めますし、金利も1%台なので返済しつつお金を増やすことも理論上可能です。
私は事業資金ショートのリスク回避のために投資信託を選ぶつもりですが、長期で保有するなら経費率の低い米国ETFで保有する方が良いと思います。米ドルに交換するのが面倒だったり、2重課税を取り戻すために確定申告するのが面倒だと感じるなら国内ETFや投資信託でも良いと思います。国内ETFの経費率もかなり安くなっているので気にする必要はないのかもしれません。
FIRE達成の目標
FIREをしたい理由
今の仕事は好きでやっているのでFIREを達成しても仕事をやめることはないと思いますが、自分の為の時間を増やしたいのとお金についての心配を減らしたいと思っています。
独立した年は不安でいっぱいでした。始めるまでは明るい未来を想像していましたが、走り始めれば上手くいかない事の方が多く、毎日眠れない日々でした。
今の仕事が好きだからこそ、お金の為に仕事はしたくありません。幸いなことに今は生活に苦労していませんが、生活に困ることになればお金の為に仕事に妥協しなくてはいけなくなるかもしれません。
そうならない為に経済的自立を目指しています。
いつFIREするか
現在、44歳なので50歳までにFIREできるのが理想ですが、短期間でFIREするには収入の大半を投資に回さないといけません。
元々、倹約家なので支出は少ないのですがサラリーマンのように収入が決まっているわけでもなく、事業の支出も毎月バラバラなので余剰資金に余裕を持たせる必要があります。
なので2030年中にFIRE達成を目標とします。
FIRE達成の目標金額
S&P500の利回りについてはどこを切り取るかで大きく違います。12%程度と書いてある本もあれば6.8%という人もいます。ここ3年だけで見れば20%超えの利回りです。
私は利回り6%と仮定して、4%ルールに沿って計算しています。計算には資産運用シミュレーションを利用しています。
私生活の毎月の支出額は10.5万円です。
10.5万×12か月=126万円です。税金が20.315%引かれるので126万÷0.79685=158.123万円(税引前)が必要になります。
資産の4%を引き出す場合、必要な金額に25をかけると目標金額になります。150.123万円×25=3953.1万円
ということで第一の目標金額は4000万円に設定します。
6%の利回りであれば4000万で191万円(税引後)増えるわけですから差額の65万円は再投資か、不意な出費に充てることができます。
2030年より早く目標達成できた場合には毎月15万円の収入を得るための5650万円を第二の目標とします。
FIRE達成には毎月いくら必要か
2023年~2030年の8年間で4000万の資産を作るには初期投資0から始めると毎月312,500円が必要になります。
手元資金で事業に使っていない1000万円があるので、それを初期投資として入れれば積立金額は180,300円になります。
毎月の積立金額として捻出できるのは15万がぎりぎりかなと思っているので差額の3万円について副業で稼ぐ、もしくは初期投資を増やす必要があります。
初期投資が1200万円あれば毎月の積立額は153,800円です。事業用で確保している余剰資金を精査して追加投資に回すか副業で毎月3万円稼ぐか、これから考えるとして毎月15万円の積立を目標としていきます。